島村葭商店の事務所は、滋賀県湖北地方で江戸中期に建てられた農家の古民家構造材を、二度にわたり移築再生したものです。

江戸中期に建てられた後、明治後期にて移築再生されており、このように価値ある古民家は何度も移築再生されるケースが少なくありません。

事務所の外壁には竹小舞を下地に土壁を塗り、造作材には多くの古材を転用し、外壁、内部、天井を本漆喰塗りにし、日本の伝統建築技術を余すことなく凝らしたため1991年10月に始まった工事は、2年後の1993（平成5）年12月にようやく完成しました。

当事務所は、古民家移築再生や古材の使用例をみるためのショールームとしても機能しており、各部屋ごとに異なるティストの空間をつくりました。

お客様に古材を使用している例をご覧頂きながら新たな着想を得たり、ご希望に沿って古材の活用方法をご提案できます。

古材の力強さ、曲線の美しさ、歴史が刻みこまれた手斧のはつり跡、自然素材ならではの居心地の良さを、ご自身の肌で感じ取っていただきたく積極的に事務所内をご案内しております。ぜひお気軽に、事務所ご見学のお申込みをいただけましたら幸いです。