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現場レポート
2020/12/17

欅一枚板山門を納品

先日、京都のとある寺院の別院へ欅の門を納品しました。

納品したのは実に高さ1970mm、幅920mmの欅の一枚板門扉が両開きになる、大変立派な門です。

こちらも欅一枚板の脇戸を、共にこれから建立される寺院の門にお使いいただきます。

 

このままでは大きすぎて運搬が困難なため、部材ごとに解体します。

あて木をして掛矢で叩き、木組みを解体している様子。

門扉一枚でも大変な重量感があります。

梱包してトラックに積み込みます。

年代物の門のため、乳金具や下框など、欠けた部材がいくつかありましたが、他の古い部材で代用することとなりました。

乳金具もぴったりの古いものがあり、そちらを納品しました。

足りない部材に丁度見合うものを在庫から見繕えるのは、沢山の古いものを保管している古材屋の強みと言えます。

 

 

 

 

2020/12/02

鎌倉古民家移築再生プロジェクト

本日より、鎌倉に移築予定の古民家の軸組解体が始まりました。

島村葭商店では既に取り外した鴨居や床周りなど、細かな造作材の磨きや梱包から始めています。

部材は釘が刺さっているものは抜き、磨いた後に亜麻仁油で仕上げて、艶々の綺麗な状態に。

磨いた後は、一つ一つの部材を梱包します。

梱包した材は、どこの部材かをわかるようにして倉庫に並べています。

これから軸組が解体されると、本格的に梁や柱の磨き作業が始まります。