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2022/04/16

古色塗りの仕事

先日は富山の森田建設株式会社様へ、泊まり込みで古材の色塗りに行って参りました。

予め磨いて納品した約600枚の古板材を、森田建設様で加工していただき、

当店が古色で仕上げるという工程でした。

広い工場に積み重ねられた板材を、スタッフで手分けして一枚一枚塗っていきます。

古色した板材。

まだ乾いていないため色が定着していませんが、乾くと色が安定します。

杢目の浮き立ち方や一枚一枚の色の自然な違いは、古材ならではの味わいです。

古色した板材は、一枚一枚間に割り箸を噛ませて風通しを良くし、

割付どおりに紐で括ります。

約600枚を2日間で仕上げましたが、思い通りの色に仕上がり大満足でした。

こちらは鎌倉の移築古民家の床板になります。

仕上がりが今からとても楽しみです。

鎌倉の古民家はこれで終わりではなく、後1,000枚ほど板材が必要になります。

スタッフ一同、気合を入れ直して進めていきます。

 

 

さて、富山での仕事を終え昨日は草津の方の現場へ。

新規オープンされる中国茶と点心のお店へ、納品した古材の古色仕上げに。

現場で古色仕上げを施す場合には、周りを充分に養生し、

汚さないよう細心の注意を払いながら作業していきます。

掘り炬燵の下に潜って作業している様子。

こちらは古色仕上げしたホダテです。

元々古民家のつし梁として使われていたもので、

はつり跡が古さを証明しており、美しいです。

この辺りの開口部は全て古材で作られており、軽く古色を施しました。

仕上がりを設計士さんに見ていただき、イメージが合えば完了です!

こちらの現場もこれで終わりではなく、大工さんの作業の進み具合に合わせて

もう一度古色塗りに入ります。

大工さんや設計士さんと連携を取りながら、一つ一つの仕事を仕上げていきます。

 

 

 

 

 

 

 

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