2023/03/21
古材茶室にてお茶会
先日は滋賀県内の立礼茶室にて、お茶会にお招きいただきました。
お茶を点ててくださったのは茶人の中山福太朗様。
こちらのお茶室の設計にも携わられました。
ひとつひとつの動きが、どこを撮っても美しいです。
こちらのお茶室は御施主様の意向により、長年過ごされた古民家を解体する際に、
材の一部を思い出として残してその材料を使い建てられたものです。
当店も製材や古色合わせなどで微力ながら関わらせていただきました。
施工は数寄屋建築の工務店、木村全伸工務店様。
古材を新築のお茶室に見事に組み込んでいらっしゃいます。
天井板にも古民家にて長年磨かれてきた深い艶があります。
床の間のしつらえと障子から入る自然光の神秘的な柔らかさ。
煤竹は古民家の階段の手摺に使用されていたものだそうです。
隅々まで丁寧に作り込まれた美しいお茶室に感動し、
贅沢な時間を過ごさせていただきました。