2020/03/26
移築用古民家解体工事③軸組み状態での測量調査
屋根の葭が全て降り、竹の合掌造りの構造が現れました。
竹の美しさ、構造の美しさが、青空に良く映えます。
竹による合掌造りの構造を下から見上げる。
ささら、梁、束、母屋などの構造が良く分かります。
ほぼ木材による軸組みのみになった民家の様子。
この段階で、軸組みの正確な寸法の調査が行われます。
設計士さんによる測量の様子。
今回は丸2日かけての測量調査です。
この後、移築時にどの材がどのように組んであったかをわかりやすくするため、各構造材に番付を打っていきます。
一つ一つの工程に手間や技術が必要になりますが、古民家を解体して建て直すことは、昔は当たり前のようにされていたと言います。
捨ててしまったり壊してしまったりせずに、生まれ変わらせて使い続けるというのは、日本人が大切にしてきた意識なのかもしれません。
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