滋賀県立大学の講義で当店の取り組みをご紹介させていただきました
毎年、現場講義の一環として当店で古材磨きの体験をされる
滋賀県立大学 近江環人地域再生学座 の皆さまが、
今年もお越しくださいました。
先生方、受講生の皆さま総勢11名に
島村葭商店の歴史や現在の取り組み、古材を扱うことへの思いをお話させていただき
その後、実際に古材を磨くワークショップを行いました。
当店の代表が、古材をホイルサンダーで磨き、表面を滑らかにした後、亜麻仁油で艶を出す過程をお見せしました。
今回使用した古材は、湖北町の180年前の古民家から取れた欅の大黒柱と赤松の地棟梁です。
受講生の皆さまにも体験していただき、
古材が美しい木目と艶を浮かび上がらせる過程を実感していただきました。
煤竹は、水洗いし、その後亜麻仁油で艶を出します。
真剣な表情で煤竹を磨く近江環人地域再生学座の皆さま。
磨くごとにはっきりしていく煤竹の景色に、様々な感想をお聞きすることができました。
磨いた煤竹はお持ち帰りいただき、一輪挿しやタンブラーなど、様々な用途でお使いいただきます。
その後、島村葭商店のショールームをご案内しました。
蛤の貝殻で削り、独特の光る風合いを出した板材など、当店独自の工夫を凝らした細部へのこだわりをご説明。
二度の移築の後も受け継がれる、300年前の湖北の古民家の佇まいと、
ヨーロッパのアンティークのガラスやお寺の破風板を取り入れた遊び心溢れる演出をご覧いただきました。
計90分の講義の中で、島村葭商店の魅力をできる限りお伝えしました。
日常の中ではなかなか触れる機会のない
古材の製成過程や古民家移築再生について多くの方にご体感いただくため
今後もワークショップやショールームのご案内を積極的に行っていく予定です。